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2021年8月14日
投稿者 : 
2ndlife
カテゴリー : 
今日の辞典

夏バテ

夏バテ・夏負け・暑気あたり、どれも夏の暑さで体調を崩してしまうことを意味する言葉です。 夏負けも・暑気あたりは、夏の季語になっているほど古くから用いられてきましたが、夏バテという言葉が使われるようになったのは、まだクーラーが一般家庭に普及していなかった昭和30年代の高度成長期の頃といわれています。 現代では、「冷房病」も夏バテの一種ですが、クーラーが憧れだった当時、まさか夏に冷えが原因で体調を崩すなんて想像もしなかったでしょうね。 西洋医学では夏バテという病気の概念はなく、胃腸機能低下や自律神経失調症といた症状別に対処するそうです。 一方、東洋医学では、夏バテのことを「注夏病」という病気の一種と考えられており、注夏病に漢方薬を処方していたことが、約800年前の書物からもわかっています。 その漢方薬は、現代でも暑気あたりや食欲不振・下痢・夏やせといった夏バテの症状に処方されており、東洋医学では古代中国から現代まで、夏バテが治療の対象になっていることがよくわかります。 夏バテの原因は体の冷やしすぎによるものとその当時からいわれており、外からも内からも体を冷やさないことが夏バテ対策の基本であるという東洋医学の知恵は、今も昔も変わらないようです。   姫路市 住宅型有料老人ホーム セカンドライフ飾西 全面バリアフリー ユニバーサルデザイン採用
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