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2021年5月1日
投稿者 : 
2ndlife
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今日の辞典

スズラン

5月1日、フランスではお世話になった人や恋人にスズランの花を贈る習慣があり、もらった人には幸運が訪れるといわれています。 鈴の形をしたスズランの花はヨーロッパの人々の間では春のシンボルで、幸せを呼ぶものと考えられていました。 また、「聖母マリアの涙」と喩えられることもあり、ヨーロッパでは大切にされ、ブライダルに花嫁に贈る花としても良く使われます。 16世紀、ヨーロッパでスズランの栽培が始まって間もなく、スズランを贈る風習が生まれました。 当時、5月1日は愛の日とされており、葉と花で作った冠を被って男女が花をプレゼントし合っていたようです。 1561年、幸福をもたらす花とされるスズランの花束をプレゼントされたシャルル9世は大変喜びました。 そして、幸せを他の人にも分けようと毎年スズランを贈ることにし、これ以降スズランが使われるようになったといわれており、やがて一般の人々にもこの習慣が定着していきました。 現在では5月1日が近づくと街角の至る所でスズランの小さな花束が売られます。 フランスでは当日になると、誰でもスズランを売って良いというルールがありますが、森で採取したスズランは根が付いていないこと、花屋から100メートル以上離れた場所で売らなければならないなどの規制があります。 これは、子供たちがお小遣い稼ぎに販売していることもよくあるそうで、小さな花束が300円程度で売られています。 ちなみに、花屋では栽培されたスズランも売られますが、パリなどのような大都会では森で採取されたスズランは香りが高いこともあり希少価値が高いそうです。 姫路市 住宅型有料老人ホーム セカンドライフ飾西 全面バリアフリー ユニバーサルデザイン採用
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