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2020年10月22日
投稿者 : 
2ndlife
カテゴリー : 
今日の辞典

おつまみは「肴(さかな)」ともいいますが、語源は「酒菜」で、酒のための菜=おかずという意味だそうです。

肴は魚に限らず、平安時代には梨や柿、栗など、植物の実がおつまみとして食されていました。

例えば『源氏物語』には「御果物ばかりまゐれり」という一節がありますが、これは、光源氏に酒の肴として御果物を差し上げたという意味です。

ただ、当時の果物という語には、米粉や小麦粉を水でこねて油で揚げた「唐菓子」も含まれています。

稀代のイケメン光源氏が、俗にいう“かわきもの”をパリポリつまみながら一杯ひっかけている姿を想像すると、ちょっと微笑ましいですね。

ちなみに、当時のお酒は不純物の多い濁り酒ゆえ、大量に飲むと悪酔いしやすく、泥酔した右大臣が女官の衣をうっかり破ったとか、重要な儀式で机をひっくり返して座がしらけた…といったコントのような失敗談が『紫式部日記』にこれでもかと書き記されています。

今も昔も、お酒は飲んでも飲まれないのが鉄則ですね。

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