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2019年6月21日
投稿者 : 
2ndlife
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今日の辞典

梅雨

毎年必ずある「梅雨入り」と「梅雨明け」の発表。 本来は、雨の季節が始まると大雨などもおこりやすいため、災害に備えるために発表しているそうです。 その歴史も古く、はっきりした資料は残っていないそうですが、昭和30年頃には「お知らせ」というかたちで行われていたそうです。 ただし、当時は問い合わせや報道に向けたお知らせで、今のような「気象情報」として正式に発表されるようになったのは昭和61年からです。 ちなみに、「お知らせ」だった時期も含め、長年にわたって梅雨入りの発表は「〇日」と、特定の1日を指していましたが、これが平成7年にある変更がありました。 梅雨は季節の現象で、幅のあるものなので、「〇日」と特定することはできない、として、6月を上旬・中旬・下旬、さらにそれぞれ前半・半ば・後半に9分割しました。 つまり、6月中旬の前半とか半ば、という具合に表現に幅を持たせたのです。 ところが、具体的な日にちが出ないとわかりにくいという意見が多く、わずか2年だけで終了しました。 結局、平成9年からは、具体的な日にちを出しつつも幅も持たせるという現在の「〇日頃」という発表になり、そのまま落ち着いています。 また、91日頃をめどに、今年の梅雨の期間は妥当だったのか検討し、資料として正確な梅雨の期間を残しているそうです。 わたしたち日本人は、季節に敏感な人が多いといわれています。 そして、天候の変化がわかるのなら、ちゃんと知りたいという人も多く、徐々に変化する「季節」を数字で何とか表現できないか?と試行錯誤してきた結果の一つが、梅雨入りと梅雨明けなのです。 本来なら無理難題ともいえる、このような注文に誠実に答えようとする姿勢も、四季を大切にしてきた日本人の気質といえるかもしれませんね。   姫路市 高齢者対応住宅 セカンドライフ飾西 全面バリアフリー ユニバーサルデザイン採用
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